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カーナビ
初めての街でも迷うことなく目的地まで導いてくれる「カーナビゲーションシステム」は、いまや運転には欠かせない機器となりましたが、価格や機能は多種多様です。最近では高機能の「据え置き型」に加え、車から本体を外して持ち運びできる「ポータブル型」も充実しています。売れ筋商品を比較しました。

後部座席のカーナビで人気アニメを見る子供達(イラスト)「カロッツェリア」ブランドを展開する業界最大手のパイオニアが昨年10月に発売した「HDD楽ナビ」の新モデルは据え置き型の代表的な商品です。

衛星からの情報で車の位置を特定するGPS(全地球測位システム)に加え、道路の傾斜や高低差、走行速度などを自動的に検出するセンサーを組み合わせることで、正確な現在位置を表示できます。

音楽やテレビの視聴といったAV(映像・音響)環境も充実しています。DVDやCDも再生でき、内蔵HDD(ハードディスク駆動装置)には音楽CD240枚分、約2400曲が保存できる。パイオニアは「ナビ、テレビ、音楽を1台でカバーでき、車内環境が一変する」とアピールします。

これに対し、近年、人気が急上昇しているのがポータブル型です。出荷台数はこの3年で2倍に増え、カーナビ市場の2割弱を占めるまでに成長しました。機能よりも使い勝手を求める海外では、むしろ据え置き型をリードしてカーナビの主役の座を占めています。

ポータブル型カーナビを取り外す様子(イラスト)95年に国内で初めてポータブル型を発売した三洋電機の新商品「地デジゴリラ」は、渋滞情報の表示など機能面でも据え置き型に迫ります。

別売りのバッテリーを接続すれば、電源につながなくても2時間程度は地図表示ができます。地上デジタル放送に対応し、ポータブルテレビとしても使えます。ナビからFM波で飛ばした音声をカーラジオで受信することで、車載スピーカーでテレビの音声などを楽しめます。

複数の車を持っている人が、運転に合わせて付け替えるケースが多く、駐車中は取り外せるため、車上荒らしの被害を防げるというメリットもあります。外出前に家の中で目的地を入力し、あらかじめ経路や所要時間を確認するなど、これまでのカーナビにはない使い方もできます。

ただ、ポータブルは取り外しができる半面、トンネルや立体駐車場などGPSの電波が届かなかったり、道が交差する構造では正確な場所を表示しづらい弱点もあります。機能を求めるならパイオニアの据え置き型、手軽さなら三洋のポータブル型に一日の長がありそうです。

毎日新聞生活家庭部

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