お役立ち情報/情報ものしり帖

「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」
03年の地上デジタル放送の開始とともに急速に普及し始めた薄型テレビ。現在の主流は「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」です。電子情報技術産業協会の調査では、07年の国内出荷台数のうち液晶テレビが8割を占めます。シェアでは圧倒的に液晶が勝っていますが、それぞれの特性から画質や機能はどう違うのか、比べてみました。

「スポーツみるなら・・・映画もあるな」液晶テレビとプラズマテレビどちらにしようか悩む(イラスト)液晶テレビの国内販売台数1位はシャープ「アクオス」。そのほか、ソニー「ブラビア」、日立製作所「ウー」、東芝「レグザ」、三菱電機「リアル」など、多くのメーカーが販売しています。一方、プラズマテレビを手がけるメーカーは、圧倒的シェアを誇る松下電器産業「ビエラ」のほか、パイオニア「クロ」や日立「ウー」など少数にとどまります。松下と日立は液晶も販売しています。

液晶は、小型から大型まで幅広い画面サイズを取りそろえています。バックライトを常に発光させているので、周囲が明るくても鮮明な映像を見ることができ、消費電力も少なくてすみます。視野角が狭く、斜めから見ると色が変化して見えたり、スポーツなど動きの速い映像ではピンぼけしたような残像感が見られる場合がありますが、最近は「倍速駆動」と呼ばれる機能により、残像感がほとんど気にならない機種も増えています。

一方、プラズマは構造的に小型化が難しく、37〜103インチまでの大画面が中心。プラズマパネルが自ら発光するので、どの角度から見ても明るさや色が均一なのが長所です。アニメやバラエティー番組に比べ映像が暗めな映画などの視聴には、立体感の表現が得意なプラズマが向いています。「闇夜のカラス」など、判別が難しい映像もくっきりと映し出します。スポーツなどの速い動きでも残像感はほとんどありません。

ただ、画面の表面に光沢があり、明るい場所では光が映り込んで見づらくなるのが欠点。液晶に比べて消費電力は多くなりますが、大型になるほど発光効率が上がり、液晶より少なくなる場合もあります。

店頭で家の部屋の様子を想像してテレビを検討する様子(イラスト)

店頭で選ぶ際に注意しないといけないのは家庭よりはるかに明るい場所に陳列されていることです。見え方が全く違うので、自宅室内の明るさやテレビと窓の距離など視聴環境を把握してから店に足を運んでください。

大きさも重要なポイントです。デジタルハイビジョン放送を快適に楽しめる視聴距離は、画面の高さの約3倍とされ、32インチ(高さ39センチ)なら1.2メートル、42インチ(高さ52センチ)なら1.6メートル程度。画面の大きさは、テレビを置く部屋の広さに応じて決めましょう。

いずれも最新技術によって改良が進み、画質の違いを見分けるのは難しくなっています。店頭で斜めからのぞいたり、多くの映像を見比べて違和感がないかを確認するとよいでしょう。

毎日新聞生活家庭部

Copyright© 2003 - 2008 Kyoei Fire&Marine Insurance Co.,Ltd. All rights reserved
※掲載されている情報は2008年時点の情報であり、最新の情報と異なる場合があります。