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「置き菓子」サービス
オフィスに菓子やアイスクリームなどが入ったボックスを置く「置き菓子」サービスが広がっています。すぐ買える手軽さや高層ビルなどオフィスの立地条件の変化などで利用が増えています。

置き菓子に集まる女性社員(イラスト)

ウェブサイトのマーケティング会社「デジタルフォレスト」(東京都千代田区)はビルの4〜5階にオフィスがあります。職場には菓子類のボックス計10台、アイスクリームや飲料入り冷蔵庫計2台があり、社員は仕事の合間に取り出し、代金の100円を入れていきます。同社は江崎グリコ(大阪市)が02年度から始めた「オフィスグリコ」を利用しています。担当者が週1回程度、商品を補充し、代金を回収します。今春入社の男性社員(23)は「食べたい時に買える手軽さが便利」と話し、別の男性社員(29)は「集中したい時はガム、人と会う前には口臭を抑えるタブレットと目的別に使う。息抜きになるし仕事の密度も濃くなる」と話します。

お菓子を食べる男性社員(イラスト)グリコ広報IR部は「少子化で市場も成熟し、新市場としてオフィスのニーズ開拓を模索した」と説明します。同社の菓子用ボックスは東京や関西など大都市を中心に計10万台設置し、03年3月期に3億円だった売り上げは08年3月期は30億円に。「意外にも利用者の7割が男性。『あれば食べる』という男性の需要を掘り起こしました」

新聞を読みながらお菓子を食べている男性社員(イラスト)森永乳業(東京都港区)は飲料やプリンなどがメーンで東京や大阪など大都市を中心に4000ボックスを置いています。小型の専用冷蔵庫を無料で貸し出し、企業側が負担するのは「月約900円の電気代のみ」(同社)です。店頭価格より安いものもあり、同社市乳マーケティンググループは「メタボ健診で健康志向はさらに高まっている。健康に特化した商品展開で差別化を図る」と話します。

千趣会(大阪市)は07年5月に参入し、沖縄県を除く全国に1万8000ボックスを設置しています。菓子や固形スープなど60種を100〜200円で提供し「近くにコンビニがなかったり、残業が多い企業などに喜ばれている」といいます。

チョコが食べたい!

オアシスプラネット(東京都港区)はロッテ商品を中心に菓子やカップめんなどを扱っています。東京23区や横浜市などで1000ボックスを設置。同社広報担当は「外では菓子を買わない男性や、買い物に出にくい高層ビルなどで利用が多い」と話します。阪神酒販(神戸市)は昨年11月、ミネラルウオーターや菓子などの販売を始めました。エリアは東京23区と大阪、神戸両市で、有名メーカーのミネラルウオーター(500ミリリットル)が最低50円など低価格が売りです。同社は「直接仕入れるため低価格にできる。利便性と価格でコンビニに対抗する」と話しています。

毎日新聞生活家庭部

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