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子どもの性に対する意識
思春期まっただ中の中学生のころ、親とあまり話さなかったり、朝食もあまり食べず、家庭を楽しく感じなかった子どもほど、性交開始年齢が早い——。厚生労働省と社団法人日本家族計画協会の「男女の生活と意識に関する調査」で、そんな子どもたちの傾向が浮かびあがりました。

夫婦げんかにうんざりしている子ども(イラスト)調査は08年秋、全国の16歳から49歳の男女3000人に対して行われ、回収率は54.1%。2年ごとに調査され、今回で4回目。

中学生のころ、「家庭が楽しくない」と答えた人の平均性交開始年齢は「18.4歳」で、「楽しかった」と答えた人の19.1歳より早い結果でした。同様に、「普段、親とよく話をした」人は19.1歳で、「あまり話さなかった」人の18.1歳より遅い結果が出ました。

「朝食」についても、「毎日食べた」人の19.4歳に対し、「食べなかった」人は17.5歳と顕著な差が出ました。また、母親を肯定的に思っていた人が19歳だったのに対し、「嫌い、うっとうしい」と思っていた人は16歳と3歳も早く、母親の影響が大きい傾向も見られました。

調査に当たった同協会常務理事の北村邦夫医師は「原因をはっきりと断定はできないが、親の問題、子ども自身の問題、親子関係などが、子どもを性交に向かわせる要因と何らかの関係があるのかもしれない」と話しています。

疲れていてセックスレスの夫婦(イラスト) セックスレス夫婦の割合は04年32%▽06年35%に続き、今回も増加傾向が見られました。

日本性科学会が定義した、特殊な事情がないカップルで1カ月以上性交がない「セックスレス」は37%で、次いで「1回」(18%)、「2回」(13%)。セックスレスの年齢層別の割合は「40〜44歳」が45%、「45〜49歳」41%で年齢の高い層でセックスレスの傾向が目立ちました。

セックスレスの理由について、男性は「仕事で疲れている」(25%)がトップで、以下「出産後何となく」(14%)▽「面倒くさい」(9%)▽「肉親のように思えるから」(7%)の順。これに対し、女性は「出産後何となく」(21%)が一番多く、「面倒くさい」(19%)▽「仕事で疲れている」(15%)が続きました。

北村医師はセックスレス増加の要因として、「厳しい労働環境の下、へとへとに疲れている夫婦、出産後男女の関係から父母になってしまう日本型の家族像がある」と分析。セックスレス防止策として「働き方の見直し、妊娠中、出産後のセックスに対する意識改革、異性間のコミュニケーションスキルの向上、セックスに対する創意工夫が必要だ」と話しています。

毎日新聞生活家庭部

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※掲載されている情報は2008年時点の情報であり、最新の情報と異なる場合があります。