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中学受験塾
首都圏などで私立中学受験の過熱ぶりが伝わってきます。真冬のうちから、中学受験塾の「新学期」が始まっています。多くの塾は新4年生からの3年間でカリキュラムを組んでいますが、通塾費用はどのくらい見込んでおけばいいのでしょうか。

今年の首都圏の中学受験生は6万2000〜6万3000人と見込まれています。受験率は22%で、小学6年生の5人に1人が受験する計算になります。塾通いは3年間が主流となっており、3年生になると塾の品定めを始める保護者が目立ってきます。進学実績やカリキュラムも大きな要素だが、全体の費用(4教科=月謝、テスト、教材、講習など含む)が先々どのくらいかかるのかも大いに気になるところです。

私立中学へ合格した中学生のイメージ(イラスト)

日能研では、入会金2万1000円のほか、4年生ではクラスにもよるが年間35万〜40万円ほどかかります。テストの回数や授業時間が増えれば費用も増え、6年生では94万〜107万円に跳ね上がるようです。3年間通い続けると最高約223万円となります。

四谷大塚は入会金2万1000円で、3年間通塾すると約195万円。サピックスは入会金3万1500円で、4年生では約54万円ですが、6年生では約120万円と倍以上になります。3年間では総額約240万円というわけです。

他の塾もほぼ同水準で、3年間200万〜300万円は必要です。交通費や夜食代、連絡用に持たせる携帯電話代なども侮れません。

個別指導や家庭教師をつければ、より高額な出費を覚悟しなければなりません。ベテランのプロ家庭教師をつければ、1教科で月10万〜20万円は必要です。受験料もばかになりません。受験生1人当たりの平均出願数は5〜6校、1校の受験料は2万〜3万円なので10万〜20万円は用意しておきたいところです。

晴れて合格した後には、入学金や授業料の支払いが待っています。東京都によると、都内私立中の09年度の初年度納付金(入学金、授業料、施設費など)は平均で約92万円。初年度納付金に寄付、学校債、制服や通学かばん、体操服などの学用品を加えると100万円以上は用意しておかなければなりません。

「あなたもがんばってネ」私立中学へ通う息子と一緒に夫を送り出す様子(イラスト)

経済危機が生活を直撃しているが、公立中高一貫校も含め中学受験熱は冷めそうにもありません。塾関係者は「不況だからこそ、我が子には良い環境で学問を身につけさせたいと考える保護者は減らない」と口をそろえます。

成績優秀者に特典を用意する塾もあります。

日能研は09年度の新4年生から通塾費用のすべてを支援する「ユースリーダーズ・スカラシップ」を始めます。同塾の方針に賛同する家庭で、高い学力と学習意欲を持っている子どもが対象だそうです。

これまで3回開催した無料テストの成績上位者の中から、保護者と本人と面談し約100人を認定。認定は1年ごとに見直すため、継続して支援を受けられるかどうかは入塾後の成績次第です。

四谷大塚は年2回、受験料無料の全国統一小学生テストを実施。昨年夏には受験した9万人の中から、上位30人を米国アイビーリーグ視察ツアーに招待しました。また、秋には3〜5年の各学年上位20人にパソコンを贈っています。

毎日新聞生活家庭部

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