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退社時間を早めるコツは
働いている30代男性の平日の帰宅時間は半数近くが午後8時を過ぎ、約4分の1は午後9時より遅い――。こんな結果が内閣府の「国民生活選好度調査」で明らかになりました。1年前の調査で、金融危機による景気悪化の影響を受ける前とはいえ、勤労者の厳しい労働実態を浮き彫りにしています。

PM8:00 会社に残って残業している様子(イラスト)調査は08年2月8日から3月5日に全国の15歳以上80歳未満の男女6000人を対象に行い、4164人から回答を得ました(回答率69.4%)。

働く男性で平日の帰宅時間が午後8時を過ぎる割合は、30代が最も高く47.1%。次いで40代が44.1%、20代が41.9%、50代が32.9%でした。20代と30代の6.8%は午後11時を回っています。

一方、働く女性で帰宅が午後8時を過ぎる割合は、20代が最も高く33.1%。30代は21.2%、50代は11.4%、40代は10.6%でした。

では、なぜ帰宅時間が遅くなるのでしょうか。平日の平均労働時間を見ると、男性で9時間以上働いている割合は、20代41.9%▽30代53.9%▽40代52.2%▽50代41.3%。日常化する残業の影響を強くうかがわせています。

PM8:00 家に帰って子どもと遊んでいる様子(イラスト)こうした実態に警鐘を鳴らすのが、子育てする父親を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」だ。「子どもと一緒にご飯を食べたり本を読んだりと、父親が平日に子育てにかかわるには、午後8時には家に帰らないと絶対に無理だ」と指摘しています。

さらに、「早く帰宅しないと、本人も電池が切れる。午後8時に帰るには何時に会社を出るかを、午前中から計画して逆算すると、効率的に働くことにつながる」とアドバイスしています。

ただ、厚生労働省の1月分の勤労統計調査(速報値)では、景気悪化で基準外労働時間は8.9時間となり前年比で15.2%減りましたが、建設業や情報通信など労働時間が増加しているところもあります。労働時間短縮には依然、企業側の努力がカギであることは言うまでもないようです。

毎日新聞生活家庭部

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