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紛らわしい卵のパッケージ表示
スーパーの店頭で卵のパッケージを見たことがあるでしょうか。自然、天然、健康、安心、森林……。さまざまなキャッチフレーズが目に入ります。何が「自然」で何が「天然」なのでしょう。こうした紛らわしい表示を規制する自主ルールが鶏卵業界で始まりました。

健康卵・森のたまご・田舎の卵・安心卵・・・様々な表示に???(イラスト)

日本養鶏協会によると、国内には1000を超えるブランド卵があります。ネーミングは「ビタミンDたっぷり」「安心たまご」「オゾン殺菌」「高級有精卵」などさまざまです。このため、業界団体の「鶏卵公正取引協議会」(栗木鋭三会長・約200業者加盟)は6月、自主ルールとして「鶏卵の表示に関する公正競争規約」の運用を始めました。競争規約は「天然卵」や「自然卵」のように卵を直接説明する表示として「自然」「天然」は使用禁止としました。ところが「安全卵」「安心卵」「健康卵」は議論になっています。

根拠のない表示で商品選択をゆがめる「優良誤認」にあたるかどうかを法的にチェックする公正取引委員会消費者取引課は「安全や健康がどういう中身を指すかを調べ、個別に判断するしかない」と指摘しています。一方、消費者団体からは、「自然や天然の表示がだめなら安全や安心の表示はもっと問題ではないか」という声も出ています。

まぎらわしい表示はもうケッコー!!(イラスト)

では、「森のたまご」「森林育ち」「高原の卵」「田舎の卵」など自然をイメージする表示はどうでしょうか。「森」を使う理由として、ある大手鶏卵業者は「ナラやブナを原料にした木酢液や森で取れたヨモギをえさに加えている」などと説明しています。こうして育てた卵であれば、「森の中の鶏舎や森のような環境で育てた」という説明書きなら理解できますが、「卵を直接説明する表示として、森や高原などは不適切ではないか」との消費者の声を受け、鶏卵公正取引協議会では「安全」「森」などの表示を認めるケースなどを審議していくことになりました。「ダイエット」「スリム」「血液サラサラ」など病気予防をイメージさせる表示は使えません。

毎日新聞生活報道部

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