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子どもに流行するシラミ
シラミのうち、小学生以下の子どもの頭髪に寄生して血を吸うのは主にアタマジラミです。かゆみが出ますが、戦中戦後にはやったコロモジラミと異なり、病気を運ぶことはまずありません。保育所などの集団生活で発生するケースが多く、「プールの水を経由して寄生する」というのは誤解のようです。

子どもたちがテレビゲームで遊んでいる様子(イラスト)アタマジラミの相談を受けている保健所の担当者によると、ロッカーやかごの中で脱いだ衣類を通じて感染する可能性があり、「衣類は個別の袋に入れるなどして管理する必要がある」と指摘しています。帽子やブラシを貸し借りしたり、枕や布団、シーツなどを共用した場合も感染の恐れがあります。子ども同士が固まってマンガを読んだり、ゲームをするような場面も要注意です。清潔にしていても、感染する可能性はあります。

子どもたちに・・・アタマジラミ!!(イラスト)シラミはどうやって見つけるのでしょうか。専門医は「寄生しやすいうなじや側頭部(耳の上周辺)を中心にチェックを」とアドバイスしています。アタマジラミの卵は髪の毛にしっかり張り付いています。フケのようなものがついていたら、髪を払って落としますが、それでも残っているようなら卵の疑いがあります。卵は約0.5ミリなので見つけにくいですが、目を凝らせば「涙のしずく」のような形でへばりついているのが見えます。成虫は体長2〜3ミリなので比較的見つけやすいようです。

駆除方法は、殺虫剤のスミスリンを含んだ市販のシャンプーを使用し、目の細かいシラミ対策用のクシですき取ります。普段からのケアも大切で、小学生程度なら、スキンシップを兼ねて月に1、2回、頭髪をチェックするのもいい方法です。

東京都環境衛生課によると、アタマジラミに関する相談件数は07年度に過去最高の1935件に達しましたが、啓発用のパンフレットを作成したところ、08年度はほぼ半減しました。祖父母世代と異なり、親世代にシラミの知識が乏しいことも、近年の増加傾向の一因のようです。

毎日新聞生活報道部

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