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小学校で「うんち教室」
子どもたちに排せつの大切さを知ってもらおうと、民間団体「日本トイレ研究所」が小学校で「うんち教室」を開いています。トイレのマナーや使い方、排せつと体とのつながりを伝え、子どもたちが学校で安心してトイレに行ける環境づくりを目指しています。

小学校で「うんち教室」を開催している様子(イラスト)王冠に黄色いマント姿の「うんち王子」が体育館に登場し、「うんちの大切さを伝えに来ました」と呼びかけると、1年生80人が一斉に歓声をあげました。7月に東京都町田市の小学校で行われた、日本トイレ研究所の加藤篤所長による出前授業の風景です。

加藤さんは、健康的な「キラキラうんち」▽硬い「カチカチうんち」▽軟らかい「どろどろうんち」▽細長い「ヒョロヒョロうんち」の四つのイラストを見せ、「カチカチうんちは野菜が嫌いな人、ヒョロヒョロうんちは家の中でゲームばかりしている人から出るよ」と説明しました。

授業では、和式トイレにしゃがむ時、どこに足を置いたらいいかもイラストを使って説明しました。また、内臓を描いたイラストのエプロンを使って、食べ物が消化される仕組みを説明し、我慢しないでトイレに行くよう呼びかけました。この小学校の養護教諭は「子どもたちは和式トイレが苦手で、休み時間になると、各階に1基しかない洋式に列ができ、トイレを我慢する子どもも多いんです」と話しています。

国内のトイレは63年ごろ、和式から洋式へと変わり始め、75年以降、洋式が急増しました。日本トイレ研究所が小学校低学年の保護者にアンケートをしたところ、99%の家庭が洋式トイレでしたが、学校は和式が多く、慣れない児童は敬遠してしまいます。

かがむのイヤだな・・・トイレを我慢する子供の様子(イラスト)排せつしたいときにできない状況は、身体にも精神にも影響を及ぼします。食物は胃で分解され、小腸で消化・吸収され、残りの水分と食べカスが大腸に運ばれて便として排出されます。腸は交感神経と副交感神経の連携で動くため、リラックスしていると働きが良くなりますが、ストレスがかかると便秘気味になります。

出前教室は07年にスタートし、毎年首都圏の5校で開催しています。関心は高く、今年は90校から応募がありました。小学1〜3年生向けに指導マニュアルを作成し、6月には養護教諭らを対象に研修会を開きました。

こんなうんちが出たら?
【硬い】偏った食事が主な原因です。食物繊維を多く含む野菜や海藻類、ヨーグルトを食べ、水やお茶など水分をしっかりとりましょう。

【軟らかい】胃や腸が弱っている証拠です。食べ過ぎ、飲み過ぎに気を付けましょう。辛い物はやめ、消化吸収の良いものや野菜を食べ、おなかを冷やさないようにしましょう。

【細長い】運動不足が主な原因です。食物繊維の多い海藻類やキクラゲ、干しシイタケ、コンニャク、ゴボウ、ヨーグルトなどを食べましょう。排せつする力を高めるため、腹筋を鍛えると効果的です。

毎日新聞生活報道部

 

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