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元アイドルが復活しています
80年代に活躍した女性アイドルを起用したCMが増えています。ブラウン管で輝いていた彼女たちも結婚や出産などを経て、「ママドル」になりました。40代の女性らが親近感を感じているだけでなく、CMでほほ笑む元アイドルたちの「いまでもきれいな姿」に、「私もがんばろう」と元気をもらっているようです。

まだキレイ〜 テレビに映る元アイドルをみて(イラスト)「子ども目線で考えました」。コンビニエンスストアのスリーエフが10月から発売しているスイーツ「オンブラージュ」の発表会見で、元おニャン子クラブの渡辺美奈代さんが、有名パティシエと商品開発した感想を語りました。

会見には、菊池桃子さん、松本伊代さんも同席しました。3人とも今や40代のお母さんです。同社の社長は自らの世代を「アイドルにあこがれ、バブルを謳歌し、夢を持って大人になった」と評し、今回の企画意図を「あこがれのアイドルとパティシエのスイーツを通じて夢を届けたい」と説明しました。

資生堂は今年春、40代半ばの女性をターゲットにした新シリーズ「インアンドオン」を発売しました。第1弾の広告には、薬丸(旧姓・石川)秀美さん、伊藤つかささん、荻野目洋子さん、河合その子さんを起用し、キャッチフレーズは「よみがえれ、私。」。同社広報部は「誰もが知っているアイドルが、今もきれいで輝いている姿を見せることで、懐かしさとインパクトを与えることができた」と話しています。

おっ懐かしい! 懐かしのアイドルがでている広告をみて(イラスト)電通総研ヒューマン・インサイト部は「子育てもして、良い年の取り方をしているお手本。地に足の着いた安心感もある。以前の消費者は『理想』を目指す傾向が強かったが、今は自分を肯定したい気持ちが強く『等身大』が求められる」と分析しています。

一方で電通の調査では09年、関東地方1都6県で40代前半の女性の未婚率は8.1%でした。離婚経験者を含む独身率は10%を超えるとみられ、「一昔前の40代女性は、女というより“お母さん”の要素が強かった。独身で若さや美しさを保っている女性が身近に増え、自分のためにお金を使う人も増えた」といいます。

広告を企画する側も40代が中心で、かつて自分たちが夢中になったアイドルの起用が実現しやすい側面もあるようです。サントリーの缶コーヒー「ボス贅沢微糖」のCMに、元おニャン子クラブのメンバー11人が登場するなど、このブームは今後も広がりそうです。あなたが好きだったアイドルも、もうすぐ登場するかもしれません。

毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2010年11月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。