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イマドキの家庭事情は
夫婦は互いを名前で呼び合い、パパは積極的に育児に参加して、週に1回は外食。民間研究機関「イマドキ家族研究所」(トヨタマーケティングジャパン主宰)の調査で、20〜30代の「イマドキ家族像」が浮かんできました。父母の役割分担を前提とした旧来の家族は、パートナーシップ型に変化してきています。

イマドキの家族の様子(イラスト)同研究所は9月、若い家族のライフスタイルなどを調査研究するために発足し、全国の子どもを持つ25〜64歳の男女1万304人にインターネット調査を実施しました。

夫婦の呼び方は50代、60代の7割が「お父さん、お母さん」ですが、20代、30代では6、7割が名前やニックネームでした。テレビのチャンネル権も世代ごとに異なり、60代が「父親」、50代と40代は「子ども」、30代以下になると、最も多かったのは「譲り合って決める」でした。

父親の育児参加は「かなり積極的」という男性が60代は13.9%にとどまっていますが、20代は30.2%と多く、母親の夫に対する満足度もこの結果にほぼ比例しています。

休日の過ごし方にも世代ごとの違いが表れました。20代、30代は家の近くでお金をかけず楽しむ傾向が強く、最も大切にしている行事は50代、60代の7割が「正月」なのに対し、20代、30代は半数近くが「子どもの誕生日」でした。若い家族はバレンタインデーや結婚記念日など、さまざまな行事を日常的に楽しむ一方、家族旅行は高齢世代より少なくなっています。

旧来の家族の様子(イラスト)同研究所の代表は「父親らしさ、母親らしさといった役割分担が明確な昭和のサザエさん的家族から、お互いを尊重し合うリスペクト系家族に変化してきている。みんなで協力し一緒の時間やイベントを楽しむ。そんな新しい家族像が浮かんできた」と分析しています。

また、「味の素」が20〜69歳の主婦1800人に行った09年版「主婦の食生活意識調査」からは、イマドキ主婦の姿がうかがえます。

20代、30代は半数以上が、後片づけが楽なように調理器具や食器を最小限しか使わず、蒸し器、せいろを「持っていない」「ほとんど使わない」主婦が20代で70%、30代で55%を占めました。中華鍋や落としぶたも同じ傾向でした。

おかずの盛りつけ方も60代では64%が「1人分ずつ盛り分ける」のに対し、20代、30代は57%が「大皿に盛って取り分ける」でした。同社広報部は「若い主婦は日々の食事を簡単に手早く作りたい志向が強い。家事で手抜きをすることへの抵抗感が少なくなっているようだ」と話しています。

不況のあおりや先の見えない不安感を背景に、共働き家庭が増えています。イマドキ家族のライフスタイルや価値観には、そうした社会の変化も反映されているようです。

毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2010年11月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。