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におい対策は万全ですか?

暑い季節がやってきました。夏場にかけて気になるのは体のにおいです。節電が求められる中、職場などで周囲から厳しい目が注がれがちな男性のにおい対策をまとめました。

俺、臭っているのか? 職場にて悩む様子(イラスト)「体臭は一つの原因で決まるわけではありません」と話すのは、体臭や汗に詳しい東京都内のクリニック院長です。体のにおいは、汗や皮脂の成分が皮膚の細菌に分解されて発生します。加齢臭も皮脂の成分の酸化が原因になります。

この院長は「体臭は生活習慣が大きく影響する。偏った食事やストレス、疲労はにおいを強める一因になる」と指摘しています。体臭の改善には肉類など動物性脂肪を控える▽食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖を取り腸内環境を整える▽野菜や果物など抗酸化食品を積極的に取る――ことを勧めています。

汗は乾いたハンカチよりも、固く絞ったぬれタオルでふきましょう。汗は皮膚で蒸発して体温上昇を防ぐ役割があり、「汗をふき過ぎてしまうと、次々に汗が出てきて逆効果。ぬれタオルなら適度な水分を残し、塩分やにおい物質もふきとれる」と院長は話しています。

三足目の靴を履く様子(イラスト)食品添加物のミョウバン50グラムを水1.5リットルに溶かすと、安価な制汗スプレーとして活用でき、服に吹きつければ汗のにおいを抑えられます。重曹も防臭効果があります。

洗濯で衣服に不快なにおいが残ると、体臭を増幅します。湿ったタオルなど水分の多い洗濯物を放置すると、菌が繁殖し、においが出やすくなります。ライオンお洗濯マイスターの山県義文さんは「ため込まず、こまめに洗濯することを心がけて」と話しています。

においのもとになる皮脂汚れをしっかり落とすには、洗濯機に洗濯物を詰め込み過ぎず、みかけの容量の7〜8割程度にとどめます。洗濯後も湿ったまま放置すると、菌が繁殖しやすいため、早めにとり出して干してしまいましょう。

部屋干しするときは、風の通り道をつくって手早く乾かす工夫をします。風通しの悪いカーテンレールではなく、部屋の中央に干して扇風機で風を送ると時間を短くできます。このほか、丈の長いものと短いものを交互に干し、襟は立ててボタンをはずすことで、空気を通りやすくできます。山県さんは「においが気になる衣類は、40度のお湯に酵素入りの粉末洗剤を入れて、30分から2時間つけ置きすると取れます」と話しています。

濡れタオルで汗を拭いている様子(イラスト)この時期、足のむれやにおいも気になります。汗腺が多い足の裏は、両足で一日にコップ1杯弱の汗をかくといわれていますが、靴や靴下に覆われていると蒸発せず、こもりやすくなります。西武池袋本店(東京都豊島区)紳士靴売り場のシューフィッター・石川隆さんは「湿気が残った状態で翌日も同じ靴を履いてしまうと、雑菌が繁殖してにおいのもとになる」と話しています。石川さんは3足を交代で履くことを勧めています。におい対策になる上、靴も長持ちするためです。「新品のうちから清潔に履いてほしい。保管時には乾燥剤を入れたり、吸湿性の高い中敷きを使う方法もあります」と指摘しています。

ただし、中敷きを入れて履いたときに窮屈だと、ストレスを感じて余計汗をかいてしまいます。「快適な履き心地も、におい対策には大切。中敷きも敷きっぱなしよりは、2足分を交互に使うとより効果的」とのことです。

石川さんは「靴を湿気から守るには、日ごろのお手入れが大事」とも強調しています。クリーナーで汚れを落とした後、乳化性のクリームで油分を補います。片足にコーヒー豆一粒分の量を靴用ブラシでのばします。古い歯ブラシも活用できます。これだけで多少の雨ならはじきますが、はっ水スプレーを外出30分前にかけて乾かしておくと、雨から守ってくれます。

毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2012年7月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。