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木育サロン:赤ちゃんと木で遊ぼう 廃校の理科室活用し

真夏日が連日のように続く、この季節は、赤ちゃんを屋外で遊ばせることが難しく、親にとって「遊び場探し」は悩みの種です。そんななか、人気を集めているのが、東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)が昨年10月、館内にオープンさせた「赤ちゃん木育(もくいく)ひろば」です。0〜2歳児と、その保護者専用の子育てサロン。都会の真ん中に誕生した木の空間は、1日100組の親子が訪れるにぎわいを見せています。

ワイワイ 赤ちゃん木育ひろばの様子(イラスト)同美術館は、07年に廃校になった新宿区立四谷第四小学校を改築し、翌08年に東京都中野区から移転してきました。「赤ちゃん木育ひろば」は、かつて理科室だった場所にあります。

東京都杉並区の女性(34)は、1歳の長男と一緒に月に1〜2回、木育ひろばを訪れています。女性は「雨が続くと息子を外で遊ばせられませんし、家の中にこもってしまうことが悩みでした」と言います。家の中で遊んでいると、子どもの大きな声が近所迷惑にならないか気を使うし、他の育児施設は年齢制限に幅があり、まだ1歳の長男を年長の子どもと遊ばせることに不安がありました。

でも、木育ひろばは0〜2歳児専用のため、長男も同世代の子どもたちと活発に動き回り、夜もぐっすり寝てくれるといいます。「息子を自由に遊ばせられるので、ひろばができたことはありがたいですね。国や自治体には、赤ちゃんが安心して思いきり遊べる場所をたくさん作ってほしいものです」と、主婦は目を細めます。

木のおもちゃで遊ぶ子供の様子(イラスト)木育ひろばの特徴は、内装やおもちゃに木をふんだんに使っていることです。中に入ると、杉の木をくりぬいたトンネル状のオブジェや滑り台があり、内装には秋田杉や宮崎県の飫肥(おび)杉、東京都の多摩産の杉などを使用しています。おもちゃもサクラやヒノキ、ブナなどを使った積み木、木のミニカーなど、木製にこだわります。

内装を手がけた内田洋行(東京都中央区)は「赤ちゃんがけがをしないよう、角を作らない設計を心がけました」といいます。

同美術館は「赤ちゃんが生き生きと遊ぶ姿は、親の『一緒に遊ぼう』という気持ちをかきたててくれます。親子が同じ目線で遊ぶことのできるサロンを増やしていきたい」と話しています。

「赤ちゃん木育ひろば」は、東京都新宿区四谷4の20、四谷ひろば 東京おもちゃ美術館内。10時〜15時半。木曜休館。料金は(美術館入館料として)大人700円、2歳以下無料。

毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2012年8月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。