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関心高まるガーデンルーム

庭は欲しい、でも手入れは面倒――。定年を機に住まいを見直している団塊世代を中心に、屋内と屋外の中間ともいわれる「ガーデンルーム」への関心が高まっています。ガラス張りで日光をふんだんに取り入れ、植物の栽培を室内で楽しめます。椅子やテーブルを並べれば、花と緑に囲まれたくつろぎの空間となりそうです。

(ガーデンルームねぇ・・・)思い浮かべている様子(イラスト)横浜市青葉区の男性(61)は今春、電機メーカーを定年退職しました。ガーデニングが趣味で、退職後は庭だけでなく、ガーデンルームでも園芸を楽しみたいと、昨年8月に自宅をリフォームしました。「花の手入れをしていても虫に刺されない。庭が間近になり、雨の日も室内から眺められる」といいます。妻(62)は「友達を招く空間としてもいいですね」と話します。

ガーデンルームは約7平方b。リビングから張り出す形で、三方が庭に囲まれています。リビングと同じ高さになるように床を上げ、一体感を出しました。床はタイル張りにし、折り戸にはカーテンを取り付けました。

季節に応じて鉢植えをガーデンルームで育てており、1日3〜4時間を過ごすといいます。室内は暖かく、冬場はマーガレットやパンジーなど庭の鉢植えを、ルーム内に持ち込んでいます。夏場は、外出などで閉め切っていると、室温が40度を超すこともありますが、リビングの冷房を用いたり、日差しを遮る工夫で過ごしやすくできます。

ガーデンルームの施工は2週間程度のケースが多く、住む側も施工側も期間の短さが魅力となっています。

ガーデンルームの基礎部分はコンクリートでかさ上げし、床はタイル張りのほか、ウッドデッキにもできます。植物の手入れで汚れることを考慮し、掃除のしやすさから施工プランを比較検討するのもいい。

住宅設備機器・建材メーカー大手の「LIXIL」(東京都千代田区)は、主に3種類のガーデンルームを用意し、壁面の造りなどにバリエーションを持たせています。

ガーデンルームで過ごしている様子(イラスト)全面ガラス張りではなく、腰の高さぐらいまで壁で囲まれたタイプや、面折り戸式のパネルで囲い、フルオープンが可能なタイプもあります。ガラス窓を備えた商品「NEW暖蘭(だんらん)物語」は、おしゃれなデザインで高級感を演出しています。

2間6尺サイズ(3.6㍍ × 1.8㍍)で71万円(工事費、配送費など別)からあり、タイプによって価格はさまざま。日よけスクリーンの設置など、オプションによっても価格が異なってきます。庭によっては、隣接する建物との関係で、植栽の位置を変更する必要があるので、注意が必要です。

ガーデンルームは戸を開閉して庭と行き来できるため、サンルームと比べても、より高い開放感が味わえます。洗濯物を干したり、収納にあてるなど実用的な用途も広いようです。

毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2012年9月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。