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五輪に向け外国人支援を

2020年の東京五輪・パラリンピックの開催が決まり、選手や観客など多くの外国人の来日が見込まれています。生活のさまざまな場面で国際交流の機会が増えそうですが、まずは身近なボランティア活動に参加してみてはいかがでしょうか?

●案内は地元愛込め

東京を代表する観光地・浅草。外国人観光客も多く乗り降りする東京メトロ浅草駅に毎週末、NPO法人「ハートフル・ジャパン」(土方洋子代表)の観光案内ブースがお目見えし、そろいのオレンジの上着を着たメンバーが外国人観光客に対応しています。

外国人旅行者へ案内をする様子(イラスト)「雷門はどうやって行きますか」「渋谷行きの電車に乗りたい」。ボランティアたちは、1日に約20カ国の観光客300人に、英語をはじめ得意の言語で浅草周辺や乗り継ぎの案内をする。理事の男性(76)は「基本的な語学力は必要だが、浅草に愛着があることと、おもてなしの気持ちが大切」と心構えを語ります。

同法人は「街で小さな国際親善」を掲げ06年に設立。地下鉄の利用方法に戸惑う外国人に声掛けをするなど地道な語学支援を続けています。民間企業の研究者として英語の文献を読む機会も多かった理事。「生きた英語に触れることも大切。通じて、反応が返り、感情が通じ合う。うれしいですね」

●「保育」で国際貢献

「外国語は得意でない」という人でもできる支援活動もあります。東京都武蔵野市国際交流協会は日本語学習の支援の傍ら、外国人ママたちの勉強中に子供を預かる保育ボランティアを行っています。資格は子供好きなこと。語学力にかかわらず国際貢献ができます。

半蔵門線に乗るには?・・・外国人の質問イメージ(イラスト)ボランティアは、日本人のほかフランスやセルビア出身者を含む国際チームだ。3歳の息子を持つ三鷹市の主婦(32)は「可愛い子供たちに接して支援になるのはうれしい」と話す。一方、4年前にベトナムから来日した主婦(29)は長男(3)を保育室に預けて日本語コースに出席する。「子供が大きくなると幼稚園に通うなど、親も子も日本語を学ばないといけないので助かります」と話しています。

●期間中8万人必要

東京五輪・パラリンピックでは期間中に8万人のボランティアが必要と見込まれています。開催は7年先ですが、募集開始は「16年のリオデジャネイロ五輪終了後」(東京都・大会準備部)といいます。

今から実践準備をしたいという人は、地域のボランティアセンターや国際交流協会、NPO法人などに問い合わせれば、外国人対象のボランティア情報を得られます。インターネットで検索することもでき、自分の興味や条件に合った活動を探してみましよう。

毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2013年12月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。