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3桁ダイヤルですぐ相談を


7月1日から、短く覚えやすい3桁の、新しい相談ダイヤルの運用が始まりました。悪質商法や欠陥商品などのトラブル相談を受け付ける消費者庁の「消費者ホットライン」の188番と、児童虐待などの通報や相談を受け付ける厚生労働省の「児童相談所全国共通ダイヤル」の189番の二つです。暮らしの中のトラブルや心配ごとに関するほかの相談ダイヤルも併せてまとめました。

手元に届いた商品が想像していた物とまったく違った男性(イラスト)●「いち・はや・く」

両ダイヤルとも自動的に、または音声案内に従って郵便番号などを入力すれば、消費生活センターや児童相談所など最寄りの公的な相談窓口につながります。これまでは0570で始まる10桁でしたが、3桁番号にすることでより多くの相談を促すのが狙いです。両省庁は語呂合わせによる覚え方を188番は「い・や・や(嫌や)」と、189番は「いち・はや・く(いち早く)」と決め、「独りで悩まず相談を」と呼びかけています。

消費者ホットラインは、悪質商法や危険な欠陥商品、欠陥サービスによる被害の相談のほか、訪問販売や通信販売での業者とのトラブルや産地偽装・虚偽広告によるトラブルの相談や通報も受け付けています。年末年始を除く原則毎日、消費生活センターなどが対応します(受付時間は窓口により異なります)。

大人からの暴力に怖がる子供達(イラスト)児童相談所全国共通ダイヤルは「虐待かも」と思った時などに通告や相談ができ、児童相談所の専門家が対応します。受付時間は毎日24時間。家族や近隣の住民など、虐待の可能性を感じた人による通報のほか、子育てがつらくて子どもに当たってしまうと悩む保護者からや、子ども自身からも受け付けます。匿名の通報や相談もできます。

いずれも相談窓口につながってからは通話料がかかるが、最寄りの窓口につながるため、長距離電話とならないケースが多いそうです。固定電話や携帯電話からは利用できますが、インターネットを使ったIP電話などからは利用できない場合があるそうです。

●「災害用」体験を

1で始まる3桁ダイヤルは100個だけしかない貴重な番号のため、110番のように緊急性や公共性の高い用途のほか、番号案内104番や故障受け付け113番など、電話サービスの普及に必要な用途などに限られています。

覚えておきたい3桁ダイヤルには、時報の117番や天気予報の177番のほか、災害用伝言ダイヤル171番もあります。地震などの災害時に、被災地への通信が集中してつながりにくい場合に電話会社が提供してくれます。ダイヤルして伝言メッセージを録音したり再生したりできるのです。毎月1日と15日や防災週間(8月30日〜9月5日)などの時期に体験利用ができますので、家族で使い方を練習しておきたいですね。

ストーカー被害にあう女性(イラスト)●困りごと受け付け

3桁番号以外にも相談や通報のために国が提供するダイヤルは多数あります。事件や事故の緊急通報の110番は年間900万件を超えており、そのうち約4分の1を免許更新など緊急性のないものが占めています。そのため、警察庁では「#9110」という相談専用番号を設け、ストーカーやDV(家庭内暴力)、悪質商法など困りごとの相談を受け付けています。

子どもにかかわる相談窓口は、いじめなどに悩む子どもや保護者らからの相談を、年中無休24時間体制で受け付ける文部科学省の「24時間子供SOSダイヤル」や通話料が無料の法務省の「子どもの人権110番」などもあります。

#9110などの総合的な相談窓口では、内容に応じて適切な相談窓口を紹介してくれる場合もあります。一部のダイヤルは携帯電話からはつながらず、別の番号が用意されていることもあります。

メールなどで相談できる窓口や地域別の相談窓口など、より詳しい情報を知りたい場合には、国のホームページ「政府広報オンライン」の「暮らしの相談窓口」ページ(http://www.gov-online.go.jp/kurashinosodan/index.html)にまとめられているので便利です。


◇国などが提供する全国共通番号の主な相談ダイヤル(★印は年中無休24時間対応、○印は通話料無料)

<子ども>
★児童相談所全国共通ダイヤル(厚生労働省)189
★24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)0570・0・78310
○子どもの人権110番(法務省)0120・007・110

<女性>
 女性の人権ホットライン(法務省)0570・070・810
 DV相談ナビ(内閣府)0570・0・55210

<健康・こころ>
 おくすり相談窓口(医薬品医療機器総合機構)03・3506・9457
 感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省)03・5276・9337
 こころの健康相談統一ダイヤル(内閣府)0570・064・556

<人権・法律>
 みんなの人権110番(法務省)0570・003・110
 法テラス・サポートダイヤル(日本司法支援センター)0570・078374

<消費者>
 消費者ホットライン(消費者庁)188
 食の安全ダイヤル(内閣府)03・6234・1177
 金融サービス利用者相談室(金融庁)0570・016811
 電気通信消費者相談センター(総務省)03・5253・5900
 情報セキュリティ安心相談窓口(情報処理推進機構)03・5978・7509
○自動車の不具合情報ホットライン(国土交通省)0120・744・960
 行政苦情110番(総務省)0570・090110

<警察・交通事故>
 警察総合相談(警察庁)#9110
 交通事故被害者ホットライン(自動車事故対策機構)0570・000738


毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2015年7月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。