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メインの色を模様替え


年度替わりの慌ただしさも一段落したこの時期、部屋の模様替えをしてみませんか。夏に向けてインテリアを軽やかで涼しげな雰囲気にする工夫を、インテリアコーディネーターの方々にお尋ねしました。

あるインテリアコーディネーターは、一般財団法人「住まいづくりナビセンター」(東京都中央区)でインテリアや住まいの相談に応じています。「暖かく気候の良い春は、模様替えや大掃除に最適の季節です。冬の間に閉め切っていた家の窓を開けて、ぜひ風を入れてほしい」と言います。

お勧めなのは、カーテンやソファカバー、ラグなど、面積の大きいファブリック(布地)を取り換えてみること。これだけで、部屋の印象はがらりと変わります。「特にカーテンはほこりがたまりやすい場所です。春先の模様替えは、秋・冬用カーテンをクリーニングに出す良いきっかけになります」。春から使うカーテンは、薄手でさらさらした手触りのものを。麻やコットン風の素材であれば涼しげになります。生地自体はシンプルなものを選び、飾りの付いたカーテンレールなどでアクセントをつけるのもお勧めだそうです。レースカーテンは、冬場はしっかりと柄の入ったもの、夏場はストライプや下部のみに模様の入ったシンプルなものが合うそうです。

部屋の模様替えについて考える女性(イラスト)模様替えの際に考えたいのが、壁や床、天井などの「ベースカラー」▽大きな家具やカーテン、ソファなどの「メインカラー」▽絵やクッションなど面積の小さい「アクセントカラー」――の使い方です。ベースカラーの変更は大変ですが、ソファやラグなどのメインカラーを同系色や相性の良い色でまとめたり、インテリア雑貨で鮮やかなアクセントカラーを入れたりすると良いそうです。同じ色でも、原色に近い濃い色は秋冬らしい温かな印象、白やグレーがかった薄い色は春夏らしい爽やかな印象になります。

クッションカバーは手軽に模様替えできるアクセントカラーの一つです。東京都港区のインテリアショップのインテリア担当者によると、現在の流行は青色。グレーの2人掛け用ソファに青色と白色のクッションを合わせると、途端に初夏らしい爽やかな印象になりました。「青系の中でも特にネービーの人気は高いです。白と青の組み合わせに飽きた人は、ネービーと薄い青色の組み合わせもお勧めです」。一方、「個人的な好みですが」とことわったうえで提案してくれたのは、白色とライトグレーの組み合わせ。「同系色でまとめても素材感の違いで印象が変わる」そうです。グレーのソファに素材感の異なるシルバーのメタリックカラーと白色のクッションを合わせると、メリハリがつき、洗練された印象になりました。

家具の置き方でも部屋の印象は変わります。部屋の入り口側には背の低い家具を、奥に行くほど背の高い家具を置くと、部屋に奥行きが出ます。壁際に置いた棚やテレビ台を同じ高さでそろえるのも、部屋を広く見せるコツです。

靴箱を模様替えする女性(イラスト)「家全体の模様替えは大変」という人は、視線を集める1カ所に絞って模様替えをすると良いそうです。イメージは和室の「床の間」。玄関の靴箱の上や、リビングのソファに座って目に付く一角などに花や絵を飾ったり、ライトアップしたりすることで空間にメリハリが出ます。また、トイレやダイニングの壁の一面だけをカラフルな壁紙に張り替えても、おしゃれな雰囲気になります。

観葉植物を取り入れるのも手軽な模様替えの方法です。「冬場にストーブなどの暖房器具を置いていた場所に置けばいいです。グリーンは畳にもフローリングにも合います」とのことです。窓辺にフックをつけて葉やツルが垂れ下がるような植物を飾るのもグッド。春には細かい葉が風に揺れる植物、夏にはしっかりとした肉厚の葉が茂る植物など、季節に合わせて選ぶ楽しみもあります。「自分なりの工夫を重ねてインテリアを楽しんで」というのが、みなさまへのアドバイスでした。


毎日新聞生活報道部

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