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夏野菜を育ててみませんか?


新緑がまぶしい季節です。庭やベランダで夏野菜を育てませんか。短期間ででき、手軽に食卓の一品に加えられるのがいいところ。これからの季節にお勧めなのはキュウリ、ゴーヤー、ミニトマトです。

夏野菜を育ててみよう!(イラスト)●キュウリやゴーヤーは種から育てて

素人だからと、苗を買ってしまいがちですが、トマトと違って種が大きくて扱いやすいキュウリやゴーヤーは、実は種から育てるのがお勧めです。野菜を育てていて一番盛り上がるのが、発芽と収穫。種から芽が出る神秘をぜひ味わっていただきたいものです。

キュウリの種は1センチ前後。小さなポリエチレンの鉢に3粒ほどまいて、まずは苗作りです。土は園芸用のものが使いやすいです。人さし指の第1関節の深さに種を埋め、土をかけて水をたっぷりとかけます。

1週間ほどで発芽し、本葉が1、2枚出たら葉の色がよく、しっかりしたものを一つ残し、あとは間引きましょう。本葉が3、4枚出たところで大きな鉢に植え替えます。直径30センチ×高さ30センチぐらいの鉢なら1株。横長のプランターの場合30リットルで2株、45リットルで3株が目安です。

あとは、日当たりと風通しのよい場所に置き、1日2回ほどたっぷりと水をやります。キュウリは95%が水分なので、水を切らさないことが大切です。ツルが伸びてきたら、格子状のついたてやネットを設置します。1カ月が過ぎたら2週間に1度ぐらいのペースで肥料を与えます。

ある程度の大きさの実を収穫するには、伸び放題にならないよう管理が必要です。茎を太く丈夫に育てるために本葉5、6枚目までに出てきた子ヅルは早めに取り除きましょう。それより上は花が咲き実がなったらそのツルは切っていきます。体をしっかり作ってから実を作っていくイメージです。「あまり神経質にならずに取り組んで」と専門家はアドバイスしています。実ができたら少し小さめ(長さ15〜18センチ)で収穫すると、香りよく味が濃くておいしいです。

6月初めに種まきすれば7月下旬ぐらいから収穫でき、9月中旬まで実がなり続けます。1株で15〜20本が取れるそうです。

同じウリ科のゴーヤーも育て方は基本的には同じです。種が硬いので、種まき前日に一晩水につけておくと発芽しやすくなります。管理はキュウリより簡単で、本葉が7〜8枚になったら親ヅルを切り、横に茂らせていきます。キュウリより病気になりにくく、虫もつきにくいので緑のカーテンにもお勧めです。

●トマトの苗は6月上旬までに育てた夏野菜を食べてみよう!(イラスト)

トマトの苗は6月上旬までに植えましょう。鉢のサイズや間隔はキュウリと同じか小さめで。ホームセンターなどで売られている苗を選ぶ時は、同じ品種の中でも、葉の色が濃いもの、節と節の間が長くないものを選ぶのがポイントです。

水をかけるとかさが減るので、土は鉢の縁の高さまで入れてから苗を植えます。支柱を立て、茎が伸びてきたらひもで軽く結びます。分解されにくいビニールひもよりも、麻ひものほうが良いです。脇芽が出てきたら摘む。キュウリと違うのは、水をやりすぎると根腐れを起こすこと。水やりは1日1回、曇りや雨の日はやらなくてかまいません。水を少なめにすると甘みが増します。

苗を植えてから1カ月半〜2カ月で収穫できます。実がなり始めたら2週間に1度ほど肥料をやると11月下旬まで収穫できます。

キュウリは水を好みますが、トマトは水は控えめ、というふうに野菜によって好む環境は違います。このため、一つのプランターに複数の種類の野菜を育てないようにご注意を。自分で育てた野菜の味は格別です。季節感を味わうためにもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。


毎日新聞生活報道部

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※掲載されている情報は2016年6月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。