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キャンドルセラピー ともしびと香りの癒し


外の寒さから逃れて家にこもりたくなる冬。蜜蝋で作られたろうそくを使ったキャンドルセラピーで心と体を癒やしてみませんか。

●100%蜜蝋がおすすめ

キャンドルセラピーは、ろうそくをともし、それを眺めることでくつろぎを得られるようにするものです。福岡県みやま市の永江万紀さんが2013年に「日本キャンドルセラピー協会」を設立。月1回ほど東京でセラピーを開いています。

セラピーには、蜜蝋だけで作った純度100%のろうそくを使うのがお勧めだといいます。蜜蝋はミツバチが体内で合成・分泌するワックスで巣の材料です。保湿効果が高く化粧品としても使われています。火を付けるとほんのり甘い香りが広がるのが特徴。永江さんは「他の素材で安価なろうそくもあるが、化学物質が混じっていたり人工的な香りが強すぎたりするとセラピーには向かない」と話します。

キャンドルを眺めてくつろぐ女性(イラスト)●腹式呼吸と合わせて

セラピーのやり方は簡単。セラピストがいる場合はイメージを誘導しながら呼吸法と瞑想を組み合わせた方法で行います。部屋は薄暗くしてろうそくに火を付けます。

最初に首や肩のストレッチをして体をほぐし7回腹式呼吸をしたらスタート。

<1>炎を見つめながら、今抱えているストレスやネガティブな事を炎で焼いてしまうイメージを持つ。その後、数回腹式呼吸

<2>家族や友人、健康など感謝できることを思い浮かべる。肩を開き空気を肺に吸い込むように数回胸式呼吸

<3>将来どうなりたいかを思い浮かべる。旅行や食べ物などささやかな願いでもよい

<4>最後に鼻から息を吸い込み、脳の前方部分に位置する前頭葉から脳内全体に空気を送り込むイメージで呼吸し、頭をすっきりさせる。

溶けた蜜蝋にアロマオイルを数滴垂らし、香りを楽しむのもいいでしょう。ローズの香りは女性ホルモンのバランスを整え、シトラス系はリフレッシュ効果があります。好きな香りを選びましょう。オイルも天然由来のものにこだわりたいですね。

●「オンオフのスイッチ」

ただ炎を眺めるだけでも癒やし効果はあるそうです。数を数えながら深い呼吸をすると雑念が起きにくくなります。「現代人は頭を使いすぎる。脳を休めて、ゆったりぼーっと過ごすのがポイント。炎のゆらぎと蜜蝋やアロマの香りで、視覚と嗅覚からリラックス効果が得られる」と永江さん。

東京都内で開かれたセラピーに初めて参加した30代女性は「いつも仕事ばかりで疲れている自分に気付いた。簡単にできるので続けられそう」。普段から起床と就寝時に蜜蝋のろうそくを使っているという40代女性は「朝は体がリセットされ、夜はゆったり眠れる。オンオフのスイッチになる」と効果を実感している様子。

永江さんは体調を崩したことがきっかけで体にいいものを探し始め、蜜蝋のろうそくに行き着きました。世界中の素材を試し、現在は米国の養蜂農家と契約して自分でろうそくを一本一本手作りしています。「一日の終わりに、ゆったりとした時間を持てるキャンドルセラピーを取り入れてほしい」と提案しています。

LEDキャンドルだから子供やペットにも安全(イラスト)●LEDで代用も

小さな子供やペットがいて、落ち着いてろうそくを楽しめないという人には、雰囲気だけでも味わえるLEDキャンドルがお勧めです。安全に、安心して使えることからじわじわと人気を広げているのです。

米国の「LUMINARA」が展開するLEDキャンドルは、電磁石による磁力の反発を利用して本物の炎そっくりのゆらぎを再現しているのが特徴。

日本で販売を手がけるカメヤマキャンドルハウスによると、2013年以降、約23万個を出荷しています。一番人気は直径9センチ×高さ14センチのタイプ(5940円)。世界的な大手家具量販店「IKEA(イケア)」でもティーライトキャンドルやブロックタイプなどを扱っており、売れ行きも好調です。直径2センチ×高さ20センチのタイプは単4電池2本で約2万時間点灯し、同じ大きさのろうそく3000本分の寿命に相当するそうです。


毎日新聞生活報道部

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