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流行してますフルーツ鍋


健康志向の高まりや写真映えを求める女性の増加を受け、果物をふんだんに使った「フルーツ鍋」が人気のようです。

フルーツ鍋って?(イラスト)●見た目も重視

果物の爽やかな香りや酸味がアクセントになり、見た目も可愛くスイーツ感覚で楽しめるというフルーツ鍋。東京都練馬区の飲食店「八百屋バル」は10月下旬から提供を始めました。マンゴー、リンゴ、グレープフルーツ……。客が選んだ好みの3種類をスパークリングワインで煮込み、バニラアイスを添えた一品です。アイスを溶かしながらバゲットとともにスイーツ感覚で味わえます。店長は「新感覚のデザートとして楽しんでください」と話します。

メニューの大半が旬の野菜という、元青果店の強みを生かしたバルの客は9割5分が女性です。味だけでなく見た目も重視しており、インスタグラムなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿する写真を撮る客も多いです。フルーツ鍋は、一口サイズに切って冷凍した果物を氷代わりにした店の人気カクテルをヒントにしました。「これからの季節はかんきつ系の果物やイチゴも出回ります。バリエーションを増やし、お客様に喜んでもらいたいものです」。店長は期待を込めました。

●栄養たっぷり

フルーツ鍋をインスタにアップ!(イラスト)フルーツ鍋は加熱することでかさが減るため、さまざまな栄養素をまんべんなく摂取できるそうです。飲食店情報検索サイト「ぐるなび」が8月に実施したインターネット調査(1492人回答)では、美や健康を意識しているときに果物を食べる人が40.8%に上りました。根強い果物人気を反映して、新しい調理法であるフルーツ鍋を食べたいと回答した人も3人に1人おり、理由として「珍しい」「ヘルシー」などが挙がりました。

こうした層をターゲットに、忘年会シーズンに向けてフルーツ鍋を取り扱う店舗が増えています。八百屋バルのようにデザートとして出すものから、定番の鍋のアクセントとして果物を加えるもの、あるいはしゃぶしゃぶの薬味やつけだれに果物を加えるものなどアレンジは多彩です。ぐるなびの担当者は「彩りの良さがあり、食事に『フォトジェニック』の要素を求める20代の女性に支持されています」と分析しています。

◇血流促し、新陳代謝高める効果

管理栄養士によると、フルーツ鍋には、数々の効果があります。より多くの栄養素を同時にまんべんなく摂取できるとともに、温かい鍋を食べることで血流を促し、冷え対策や新陳代謝を高める効果も期待できるのです。

鍋シーズンに再び「夏」を味わえるのはパイナップルやマンゴーを入れた「フルーツ&シーフードのココナツカレー鍋」。トロピカルフルーツはビタミンやミネラルがたっぷりで、「体を冷やす」とも言われますが、スパイスをたっぷり使ったカレーが体を温めます。ココナツオイルには天然の中鎖脂肪酸が含まれており、エネルギー代謝を活発にしてくれます。

「スペアリブとパイナップルのエスニック鍋」は、ビタミンB1が豊富な豚肉のスペアリブとパイナップルを組み合わせました。

女性に人気のレモンを使った「アボカド&レモンのごま豆乳鍋」。アボカドにはビタミンB2やカリウムが豊富です。デトックス効果ですっきりと爽やかな気分が味わえます。

「リンゴとベリーのオージュ風鶏のクリーム鍋」は見た目も重視した一品となります。リンゴの皮には水溶性の食物繊維が多く含まれるので、皮ごと食べるのがおすすめです。ラズベリーやブルーベリーにはアントシアニンが豊富で、アンチエイジングや疲労回復などの効果も期待できそうです。


毎日新聞生活報道部

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