プロジェクトストーリー

多くの人の思いが結集して生まれた、食品事業者総合保険「農業応援隊」。

プロジェクトの流れ

プロジェクトにおける各々の役割

時田
農業者のニーズをとらえた上で、現状および将来的な農業経営の姿に即した総合的な保険商品・サービス・販売体制を検討し、形(商品)としてリリースすることです。
竹田
WGにおいては、商品開発スキームや補償内容の検討に付随する保険商品知識のアドバイスをすること。社内においては、約款、計算ツールなどの作成と、それにともなう関連部署との調整が主な役割でした。

プロジェクト推進において苦労した点

時田
「できる・できないは、後から決めればよい。まずは、既成概念にとらわれず、あらゆる補償・サービスを出し合おう」という形で、WGの協議がスタートしました。
農林水産事業者の「6次産業化」が進む中、これまでもいくつかの保険商品がリリースされてきましたが、新たな保険商品として、
・ 「生産」のみならず「加工・飲食・販売」等への事業拡大にも対応できること
・ 代理店の皆様には勧めやすく、事業者の皆様には分かりやすく、加入しやすい保険商品であること
等をコンセプトとした総合的なパッケージ商品を開発することとなりました。リスクを切り出し、部分的な補償を商品化することも大変ですが、あらゆる事故にあらゆる補償で応えていくことは、もっともっと大変です。 ニーズに即したパッケージ商品の提供に向けて、苦悩の日々が始まりました。
竹田
商品開発担当としては、最初は、困ったな、というのが、正直なところでした。実は、WGの1年前に、農業者向け商品の改定を行おうとしたところ、採算面の見通しが弱く、商品開発に着手できなかったという経緯があったのです。その延長線上にあるような案件ですから、いったいどこまでできるのだろうか、と推し測る気持ちはありました。コスト面を考えると、既存のものを利用するのが一番でしょう、と。
時田
商品開発では、社内でも様々な部署との関連が出てきます。役割に応じて、主張や要望が異なります。例えば、私のような販売促進を行なう部署では、お客様のニーズを、いかに多く、安く組み込めるか、という視点が必要となります。逆に商品を形にする部署では、他商品とのバランス、開発コストを含めた収益性等に視点が置かれます。販売促進・商品開発以外からも多くの方が関わるプロジェクトなので、様々な視点・意見に対し、ひとつひとつ答えを導き出す必要があり、議論が白熱して、なかなか意見がまとまりません。
竹田
しかも、開発の段階ごとに似たようなことが起きるので、とにかく根気強く話し合いを重ねました。意見が食い違ったときは、各々頭を冷やして、日を変えて再度集合。互いに妥協点を持ち寄り、折り合い点を探る。それを積み重ねて、少しずつ形になっていきました。でも、振り返ってみると、一番大変だったのは初期の段階ですね。
時田
一から商品を作るか、既存商品をカスタマイズするか。その決断が最大の分岐点でした。特に、農林水産部と商品開発部の間では、毎日のように白熱した議論が展開されました(笑)。その部分が決着してからは、部門間のベクトルが揃い、初期のような激しいやりとりは起きませんでしたね。
竹田
「新商品の形をとるしかない」。そこさえ腑に落ちれば、商品開発部の使命は、いかに許されるコストの範囲でフレームを構築するかだけ。プロジェクト案件とはいえ、本来の業務と変わりません。以降は、新しいものを作っていく過程を楽しむことができました。

ともにプロジェクトを作り上げた仲間への思い

時田
新商品を作ると決まってからの、商品開発部の動きは大変鮮やかでした。ニーズを汲み取った上で、補償のラインナップを判断し、完成度の高い商品案に仕上げてくれました。あとは「なんとしてでも売らなきゃいけない」と身が引き締まります。事務企画部、情報システム部、営業サポート業務部、損害サービス業務部等の関連各部の方々にも、多大な協力をいただきました。皆が本当に頼れる先輩であり、仲間たちです。
竹田
商品開発は少数の人間で行うものではなく、皆で協力しながら生み出していくものだと改めて感じました。農林水産部の方々には、WG内の折衝や目指す方向への誘導などフロント業務全般、各所へのコスト面のご説得、パンフレット・ツールの作成においても営業企画部の方ともどもご尽力いただき、おかげで、こちらは開発に専念できました。パンフレットの作成といえば、思い入れが強くなり過ぎていて、すごく時間がかかりましたね。
時田
「農業応援隊」というネーミングは、メンバーでアイディアを持ち寄り、100以上の中から絞りました。商品の説明内容はもちろんのこと、パンフレットの配色イメージ、イラストの牛は肉用牛か乳用牛か、農業者の表情等、細部までこだわりましたね(笑)。
竹田
イラストの牛が、肉用牛か乳用牛かなんて、普通の人は気にしません(笑)。でも、パンフレットを見るのはプロの方です。いい加減な気持ちで作りたくないという思いが、細かい部分にも込められています。

今後のビジョン

竹田
「農業応援隊」は、農業者の実態に即した、大手に負けない商品だと自負しています。今後も事業環境の変化をいち早く察知し、ニーズに応える商品を作って多くのお客様に安心を提供したい、と思います。
商品開発部は営業と違い、作った商品を自分で売ることができません。普段は直接的な評価をいただける機会があまりありませんが、今回は、プロジェクトに力を貸していただいた代理店の方から、リリース直後に「良い商品だね」と直接評価をいただく機会がありました。そのときは、本当にうれしかった。1年間がんばってきてよかったと、心から思いました。
時田
現在は、農林水産部のスタッフが総出で営業店へ商品研修に回るなど、採契に向けた種まきをしている段階です。出来上がった新商品のもと、より多くのお客様に安心を届けるためのスタートラインに立ったところです。
今後は、農業者の大型化、6次産業化等により、経営形態も次々と新しい局面を迎え、新しいリスクについても考えていく必要があります。 情勢の変化に合わせて新たなリスクを予測し、補償提供につなげていくことが重要です。農業者のサポートにゴールはないのです。

共栄火災を目指す学生の方へ

時田
当社は、非常にものが言いやすい、風通しのよい会社だと思います。諸先輩方のこれまでの豊富な経験や知識に比べれば、新入社員の皆さんが何も分からないのは当たり前のことです。だからといって、頭ごなしに意見を潰すような社風ではありません。なぜなら、新入社員の皆さんの新たな発想や視点は、とても貴重な気づきを与えてくれますし、何より個々のもつ発想力や着眼点を大事にしたいと考える人が多い会社です。ざっくばらんに意見を出し合いながら、よりよい商品・サービスを一緒に考えていきたいですね。
竹田
共栄火災は系統基盤に支えられている一方で、系統基盤を支える損害保険会社でなくてはなりません。系統基盤を構成する方々のビジネスモデルや、それに付随するリスクは時代とともに変化し、近年、その速度は早まる一方です。しかし、変化の中にこそ新たな商品ニーズや販売チャンスが生まれると思っています。スピードが求められる時代へ対応するためにも、新しいことに前向きな方、変化を楽しめる方をお待ちしています。ぜひ一緒に頑張りましょう。

共栄火災の仕事