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夏休み キャンプや留学が人気


子どもがいる共働き家庭にとって、学校の夏休み中をどう過ごすのかは悩みの種です。子どもを預けられるだけでなく、普段と違う体験ができるキャンプや海外留学の人気が高まっています。

キャンプを楽しむ男の子(イラスト)●自然の中で5泊

小学1年から中学1年まで3人の子を持つ東京都の会社員(44)は、学校の長期休暇中、子どもたちを午前8時半から午後6時半まで学童保育に預けています。「一日中、エアコンの利いた室内で過ごすのは心身に良くない。かといって、都会の炎天下で長時間遊ぶのも危険」と考え、これまでに2回、子どもたちをサマーキャンプに参加させました。長野・八ケ岳で5泊6日を過ごし、川遊びや飯ごう炊さんを体験。「年齢や生活環境が違う子どもたちと共同生活できたのは良い機会だった」と振り返ります。

富士山周辺で野外活動を実施しているホールアース自然学校(静岡県富士宮市)の担当者は、「夏休みでも仕事を休めないサービス業や、自然の中で遊び方を教える自信がない都会育ちの親からの申し込みが多いですよ」と話しています。

子どもだけで参加できるプログラムは、川でカヌーをこいだり洞窟を探検したりする内容で、小中高生を対象に1〜9泊のプランがあります。常勤スタッフ3人以上が同行し、事前に実地講習を行うなど安全確保にも配慮しています。子どもを預けている間、近くのホテルで夫婦水入らずの時間を過ごしたり、富士登山したりする親もいるそうです。未就学児向けに、親子で参加できるキャンプもあります。

プログラミングする女の子(イラスト)●プログラミングも

来年度から小学校で本格的にスタートするプログラミングや英語の習得を目指す「キャンプ」も注目を集めています。ライフイズテック(東京都港区)は2012年から、プログラミングなどを中高生に教える3〜8日の講座を長期休暇中に開講。会場は東京大や英オックスフォード大など国内外の18大学で、年間約3000人が参加します。今年はトレッキングやいかだ作りを組み合わせた企画も加えました。広報担当者は「当初はITに詳しい子が多かったが、最近は子どもに興味を持たせたいと親が参加させるケースも目立つ」と説明しています。

●海外体験 低年齢化

長期休暇は、海外体験の好機です。「ユナイテッドツアーズ」(東京都千代田区)は小学生を対象に、カナダやフィリピン・セブ島で1〜3週間、英語の授業や観光を組み合わせたプログラムを提供しています。参加費は約35万〜50万円と国内のキャンプに比べ高額ですが、問い合わせや申し込みは年々増えているそうです。担当者は「訪日外国人の増加によってグローバル化を肌で感じるようになったことも、留学の低年齢化を後押ししているのではないか」とみています。

長期休暇中は、生活リズムの乱れに注意が必要です。子どもの発達に詳しい国立青少年教育振興機構は「よく遊ぶことでよく眠り、よく食べることができる」と指摘します。家で過ごす日も、料理や絵画など新しい体験をさせ、意識的にメリハリを付けることが重要だとして、「リズムが乱れてしまったら、新学期が始まる1週間前から学校の時間に合わせて生活し、リセットしてほしい」と助言しています。


毎日新聞くらし医療部

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※掲載されている情報は2019年7月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。