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オンラインで世界は広がる?


新型コロナウイルスとの共生・共存によって、私たちのライフスタイルに大きな変化が起きています。暮らしでは「3密」を避けるため、インターネット配信で楽しむコンサートや、飲食店の料理を宅配してくれるサービスも身近になりました。急速に進むデジタル化が、こうした動きを後押ししています。

●双方向のコミュニケーションも重視

オンライン化の流れは、教える人と教わる人との対面を前提にした習い事にも及んでいます。

自宅でフィットネス(イラスト)大勢が集まって汗を流していたフィットネスジムでは、会員が自宅でビデオ会議システムを使いながらインストラクターの動きに合わせるオンラインレッスンが浸透しました。2020年5月に導入した大手のメガロスは、1日に5〜7本のレッスンを配信。「これまで体を鍛えたくても実行に移せなかった人やジムに通い続けるのが難しい人にも好評」(運営企業の担当者)だといいます。

家電大手のシャープは20年12月、オンラインの料理教室を始めました。自社の調理家電を使った焼き物や蒸し物などのレシピを社員や料理研究家が紹介しています。質問に答えるといった双方向のコミュニケーションを重視しており、定員を各回30人程度に絞っています。担当者は「どこからでも参加できる。親子でも気軽に楽しんでもらいたい」と話しています。

●急速に普及する「指先図書館」

自分のスマートフォンやタブレットで好みの本が読める電子図書館(電子書籍貸出サービス)が急速に普及しています。一般社団法人電子出版制作・流通協議会によると、2020年10月1日時点で114自治体が導入。さらに年度内に40以上の自治体が導入予定だといいます。

返却で図書館まで足を運ぶ必要はありません。書き込み、汚損の心配もなく従来の図書館にはまれな資格取得関連の問題集や旅行ガイドも充実します。

07年に「千代田Web図書館」を導入した東京都千代田区立図書館。20年4月はWeb図書館の貸し出しが前年比約6倍にも伸びました。図書館専門のコンサルティングを手がけている図書館総合研究所の吉井潤主任研究員は「(感染拡大時も)図書館サービスを続ける手段として期待できる」と話します。

カラオケ店でライブ体験(イラスト)●カラオケ店でライブ体験

コンサートや学園祭といった大勢が集まるイベントもオンライン化が定着しつつあります。スマートフォンやパソコンでも視聴できるため、現実のような人数制限もありません。例年は幕張メッセ(千葉市)で開催される世界最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ」も、2020年は初のオンライン開催に。参加企業がそれぞれ映像を配信し、11日間の視聴回数は計3160万回に達しました。

設備が充実したカラオケボックスでイベントを楽しむ人もいます。JOYSOUNDなどの大手カラオケ店では、大型モニターと音響設備を備えた個室で音楽ライブを体験できます。全国カラオケ事業者協会の担当者は「換気設備もしっかりしており、人数制限など感染防止に努力している」とアピールします。


毎日新聞くらし医療部

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