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レモン売れてるもん サワーに料理に


一昔前は、紅茶やフライに添えるイメージでしたが、菓子や飲料などさまざまな商品で用いられ、ブームが続くのがレモン。新型コロナウイルスの感染予防の「巣ごもり」生活の需要も加わりました。

レモンサワーブーム(イラスト)「レモンサワーのブームは続いている。アルコール飲料全体の傾向と同様に、少子高齢化で甲類焼酎も消費量が伸び悩んでいるところを、レモンサワーの人気が支えている」。そう語るのは「日本蒸留酒酒造組合」(東京都)の担当者。甲類焼酎の生産者らで作る組合です。複数回の蒸留を行う「連続式蒸留」で造られ、くせのない味の甲類焼酎はサワーやハイボールなどに使いやすいです。

組合が一昨年、ネット上で行って3万人から回答を受けたアンケート調査では、全国で平均して83%の人が「最近1年間にレモンサワーを飲んだことがある」と答えました。レモンサワーは数年前に東京都内の居酒屋からブームが始まったとされ、組合の過去のアンケートの傾向からでは、人気は東北から北海道へ北上し、それから西日本にも波及したといいます。飲食の際に1杯目からレモンサワーを飲む人も増えており、組合では人気の原因について、すっきりした味や、消費者の健康への意識を挙げます。

担当者は「コロナの影響で『巣ごもり』の生活となり、小売店から甲類焼酎を買って帰って家でレモンサワーを楽しむ人が増えているようだ。自宅でならレモンの量や味を調整できるのが利点。ブームは続くはず」と期待をかけます。

国産レモンの収穫期は晩秋から冬。国内のレモンの生産量は初めて1万トンを超えた2014年までの20年間で4倍に増えました。特に国内一のシェアを持ち、17年には国内生産量の6割を占めた広島県は「瀬戸内レモン」として力を入れ、順調に生産を増やしています。最近のレモンの人気は塩こうじなど、塩に注目した食品の流行の中で14年ごろに「塩レモン」が流行したことから始まったとみられます。

レモンを料理に(イラスト)レモンをどのように食卓に生かしていくか。「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」(本社・名古屋市)がネットを通じて全国の約2400人に聞いた調査からは、飲料や料理に幅広く取り入れる人が増えていることがうかがえます。

レモンや、レモンを原料とした食品、飲料をとる機会が増えたと答えた人に、複数回答を可能として料理のメニューを聞くと「肉料理」が64%、ムニエルやフライなどの「魚料理」が46%、「サラダ」が41%――などの回答がありました。飲料では「炭酸水に入れる」が33%、「レモンサワーを作る」が29%――などとなりました。

外食を控えがちな現在、同社は自社サイトで自宅で手軽にとれるメニューを紹介しています。同社は「自宅での食事の機会が増えた今、『少しアレンジをしたい』というような時などにレモンやレモン飲料を暮らしに生かしてほしい」としています。


毎日新聞くらし医療部

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