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ポールウオーキングをしよう


健康の為に痩せないと・・・(イラスト)どうせ歩くなら、上半身を動かさないのはもったいない。そう思っていたら、ポールウオーキングと出会いました。専用のポールを両手で持って歩くことで、普通に歩くよりも運動効果が高いといいます。普通のウオーキングと一体、何が違うのでしょうか。

「普通に歩くときに使うのは下半身だけですが、ポールを持つことで上半身も使います。私は体重が落ち、今は階段の上り下りもスムーズにできています」

柏の葉ポールウォーキングクラブ代表理事の武田明さん(72)がその効果を教えてくれました。ポールウオーキング歴7年で、千葉県柏市を中心に活動しています。初心者の記者に赤色のポールを渡すと、自分の体に合わせるように促します。拳を縦にしてポールのてっぺんに置いた際、肘が90度に曲がるくらいの長さにするのがベストだといいます。なるほど。腹あたりの長さに調整し、いざ実践しました。

まずはポールを使ったストレッチから。手のひらでポールを支え、足を上下に振ったり体を前かがみに倒して背中を伸ばしたり。ポールがあることで体の支えとなり、意外や意外、楽に動けます。

「出した足のかかとの方にポールをついて」「ポールは大きく振らないで。手のひらに乗せたお皿を地面と水平に動かす感覚で」。武田さんから教わったコツの通りに歩いてみました。ポールを持つと自然と背筋が伸び、ポールを動かすので肩甲骨あたりから上半身が温かくなっていき、全身運動していることがわかります。

武田さんは「ちゃんとした姿勢で歩けるようになるには2カ月かかります。でも2カ月間、毎日しっかり歩こうとは思わず、『この日は家でストレッチをしよう』などと自分の体調に合わせて無理なくやってみるのが長く続けるポイントです」と話しました。

ポールウオーキングで全身運動!(イラスト)日本ポールウォーキング協会(長野県佐久市)によると、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の対策として、2005年に整形外科医らが日本向けに開発しました。

参考にしたのは、1930年代にクロスカントリースキー選手のオフシーズントレーニングとして考案された「ノルディックウオーキング」。ノルディックは1メートル強のポールを大きく振って歩くため混雑した道は避けなければなりません。狭い歩道が多い日本でも楽しめるよう改良されたのが、ポールウオーキングです。

ポールを後ろに突くノルディックウオーキングと違い、ポールウオーキングはポールを前に突いて歩くため体への負担が少ないです。そのため本格的な運動に不安がある人も、気軽に始めることができます。両手でポールを持つことで正しい姿勢を保って歩幅が広がり、普通のウオーキングに比べてエネルギー消費量は20〜30%上がるといいます。

同協会のホームページでは、歩き方の説明を動画で紹介しています。坪井史治理事(40)は「正しい姿勢などを学べるので、新型コロナウイルスの感染対策をしっかりして、できれば一度体験会に参加してほしい。視線を上げて歩くので視界が広がり、いつもの景色にまた違った発見があるかもしれません」と話しています。


毎日新聞運動部

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