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ご自宅の屋根の瓦、しっかり留め付けされているか確認しましょう!


屋根の瓦に大きな被害が(イラスト)今年(2021年)8月、台風による大雨・強風の影響で各地に大きな被害が及んだことも記憶に新しいことでしょう。近年では、大型台風の上陸で住宅の屋根の瓦が脱落するなどの大きな被害が発生しています。このような強風による被害を低減するために、瓦を屋根にしっかり留め付けることが重要になります。

◆2022年1月から瓦の留め付け基準を強化

2019年の房総半島台風では、屋根ふき材や小屋根の破壊などの被害が多く発生しました。特に屋根ふき材の被害の中でも8割は瓦屋根であり、瓦を下地に留め付けていない屋根の部分で多くの被害が発生したのです。その反面、全ての瓦を下地に留め付けた屋根は、被害がほとんど発生しませんでした。

このように被害の差が生じたのは理由がありました。ひと昔前の瓦屋根は、必ずしも全ての瓦を留め付けていなかったのです。一方、最近の瓦屋根は、業界団体によるガイドライン工法が普及したため、全ての瓦が留め付けられていました。留め付け基準の違いから、被害の差が生じたのです。今後、大型台風などによる被害を低減するためには、瓦を下地に固定させ耐久性を高める必要があります。このような状況を受けて国土交通省では、2022年1月から新築住宅に対して、ガイドライン工法を踏まえた瓦の留め付け基準の強化を義務付けることになりました。

これからも台風による被害は、余談を許さない状況となるでしょう。皆さんもご自宅の瓦屋根が安全かどうか、気になるはずです。そこで「瓦屋根のチェックポイント」をご紹介します。地上から外観をチェックするだけでどなたでも簡単に診断できます。チェック項目は次の3つです。

瓦屋根をチェック(イラスト)@2001年より前に建てられた瓦屋根の建築物で2001年以降に屋根が改修されていない
A瓦にズレや浮き上がりが生じている
B瓦が著しく破損している

これらのいずれかに該当する場合、お近くの瓦工事業者さんに相談してみるのが良いでしょう。

(※全日本瓦工事業連盟ホームページの「加盟工事店の検索」からお近くの工事店を検索できます)

◆強風対策への補助制度の設置へ

また「自宅の瓦屋根の状態が気になるけど、費用がかかりそうだなあ…」とお考えの方に、朗報があります!強風対策への補助制度が設置される予定です。国土交通省の住宅・建築物安全ストック形成事業の活用により、専門家による瓦屋根の耐風診断や脱落の恐れのある瓦屋根の耐風改修工事の際に、最大約55万円が補助される場合があります。さらに、長期優良住宅化リフォーム推進事業では、一定の性能向上リフォーム工事と併せて行う瓦屋根改修工事においても補助の対象となる場合があります。

気象庁は今後、台風に伴う雨・風の影響はさらに強くなる、と予測しています。日本のどの地域においても、被害が発生する可能性があるでしょう。わが家と家族の安全・安心のために、まずはご自宅の屋根のチェックから始めてみてはいかがでしょうか。

参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000146.html)


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※掲載されている情報は2021年9月時点での情報であり、最新の情報と異なる場合があります。