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今、ハロウィン商戦が活況! 〜そのルーツと日本に広まった理由〜


日本では、クリスマスに次いで行事として浸透している「ハロウィン」。今や様々な市場において、クリスマス商戦ならぬハロウィン商戦が活況を呈しています。ここ10年程の間に、急速に広まっていった「ハロウィン」ですが、その起源はどこにあるのでしょうか?また、国内に広まったのはどんな理由があるのでしょうか?

トリックオアトリート!(イラスト)◆仮装は、悪霊に魂を奪われないようにするため。

「ハロウィン」は元々、ヨーロッパに住む古代ケルト人が、収穫に感謝しお祝いするお祭りで、悪霊を追い払う宗教的な意味を持つものでした。古代ケルト人にとって大晦日の10月31日は、亡くなった先祖の魂が家族の元に戻ってくる年に一度の日でもあったのです。そして、先祖の霊が戻ってくると同時に、悪霊たちが一緒になって家の中に入ってこないように、かがり火を焚いていました。また、悪霊たちに魂を奪われないよう、仮装をして自分が人間でないふりをしました。これが「ハロウィン」の仮装の始まりとされています。古代ケルト人によるこのお祭りがアメリカ本土に伝わると、宗教的な意味合いは薄れて、子どもも大人も楽しめるお祭りとして定着していきました。その醍醐味となる仮装については、「人間ではなく同じ仲間」と思わせるために魔女や悪魔などに扮するのが定番となっています。そして、時代の移り変わり共に、新たな定番として悪役の象徴であるドラキュラや、アメコミ・映画のキャラクターなども増えていきました。

日本独自のハロウィン文化(イラスト)◆クールジャパンの精神が加わり、日本独自の文化に。

日本国内に「ハロウィン」が広まったのは、いくつかの理由が考えられます。ひとつは夏休みから、クリスマスやお正月などの行事を控えた冬の合間に、国内では市場が活性化するような行事が少なかったことにあります。お菓子業界や小売業界が「ハロウィン」に着目し、商品開発やイベントを実施することで、秋の行事として急速な広まりを見せました。また、日本ではコスプレ文化がすでに定着していたことも影響しているはずです。「ハロウィン」の仮装に、アニメやゲーム、漫画のキャラクターなどのコスチュームがさかんに取り入れられていきました。ヨーロッパからアメリカに渡り、さらにクールジャパンの精神が加わった「ハロウィン」は、今や日本独自の文化を形成しているといえます。

昨今では、オンラインで「ハロウィン」パーティーなども開催されているようです。時代と共に、進化するこのお祭りは、ライフスタイルが変わりつつある今こそ、新たな変化を迎えることになるでしょう。


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