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新しい社会貢献のカタチ 〜ヘアドネーション〜


秋から冬へと向かう季節の変わり目は、髪の傷みや抜け毛が気になる時期です。今回のテーマは“髪”に関すること、「ヘアドネーション」になります。最近では、「ヘアドネーション」に関する投稿がSNSでも増えていると聞きます。「ヘア=髪」、「ドネーション=寄付」を意味しますが、さて、一体どんなものなのでしょうか?

ヘアドネーションとは(イラスト)◆日本では有名女優などが活動に賛同して話題に

「ヘアドネーション」とは、小児がん・白血病・先天性の脱毛症や不慮の事故によって頭髪を失った子どもたちのために、寄付による髪の毛を使用したウィッグを無償で提供する活動です。元々はアメリカの団体によって広がっていた活動で、日本では2009年にNPO法人Japan Hair Donation&Charityが設立され、国内でも活動が徐々に浸透していったようです。有名女優などの著名人がこの活動に賛同して話題となり、多くのメディアを通して若年層を中心に認知度が上がっていきました。また活動を支援する団体も増えていきました。

◆ウィッグの完成までには2〜3年もの年月

これまでにない新しい社会貢献のカタチとして、注目されている「ヘアドネーション」は、どのような方法で進められるのでしょうか。

初めは髪のカットからです。「自分で切る」「美容室で切る」と二つの方法がありますが、寄付する髪の毛は、正しい方法と状態で束ねられている必要があります。このため、できれば美容院で、あるいは活動に賛同している美容院でカットすることをオススメします。また髪の長さですが、前述のJapan Hair Donation&Charityでは31cm以上の長さが必要になります。なぜ31pかといえば、その長さが頭を完全に覆うフルウィッグに使われる世界的な基準の長さとなるからです。その他にも、髪が完全に乾いていることや切り口を輪ゴムでしっかりまとめるなど、様々なポイントがあります。必要な髪の長さなどは、支援団体によっても違いがあるため、規定などを確認することが重要です。活動に賛同している美容院でカットする場合は、美容師の方に相談してみると良いでしょう。

ウィッグをつけて笑顔の子ども(イラスト)さて、髪をカットした後はどうなるのでしょうか。カットされた髪を支援団体に送ると、手作業で仕分けが行われ、海外工場に発送されます。その後は、工場で髪に殺菌・消毒などの加工が施され、ウィッグへと形成。完成したウィッグは国内に返送されて、子どもの元に届けられていきます。ちなみにウィッグは、完成までには2〜3年もの年月がかかるようです。

通常では20万円程するウィッグを無償で提供するための労力は、並大抵のものではないようです。「ヘアドネーション」は、多くの人々の“髪”の寄付で成り立っていますが、さらには、多くの人々の“手”作業、そして強い信念や熱意によって支えられているといえるでしょう。


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