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今年も買いましたか?「手帳」について


新しい年がはじまり、1月もすでに後半です。今年の予定が、新しい手帳のスケジュール欄にいくつも書き込まれていく時期でもあります。新しい手帳にもきっと慣れてきた頃でしょう。今回のテーマは、「手帳」についてです。昨今の「手帳」事情とその変遷について、お伝えしていきます。

多種多様な手帳(イラスト)◆多様化している今日の手帳。実は4月始まりも人気!

現在では、9月頃から書店などの特設スペースに数多くの手帳が並び始めます。記入形式やサイズ、カバーの色や素材なども多種多様で、自分が手帳をどのように使用したいのか明確でないと、選択肢が広すぎて選びにくいでしょう。例えば、仕事のスケジュールを時間ごとに区切って記入したいのか、大方の予定を記入するだけで良いのかでも、最適なページの形状などが変わってきます。最近では、手帳に今後の予定を記すだけでなく、日記替わりに使用する方も増えているようです。そうした場合、1ページに1日分が割り当てられたタイプが記入しやすいでしょう。

また、一年のスタートということで「手帳」を取り上げましたが、手帳には1月始まりと4月始まりのタイプがあります。主流は1月始まりの手帳ですが、最近では4月始まりの手帳の市場が、1月始まりに追いつくほどの勢いで拡大しているようです。4月始まりが支持される理由には、価値観やビジネススタイルの多様化などが挙げられます。4月始まりのユーザーの平均年齢は、1月始まりのユーザーよりも10歳ほど低くなっているようです。これは、就業前の学生が4月始まりを好んで使用するからといえるでしょう。一方で、1月始まりを使用する方たちは、1月をスタートのタイミングと捉えて、年始を新たな気持ちで迎えたいと考えているはずです。

福沢諭吉と西航手帳(イラスト)◆様々なタイプの手帳が進化して、現在のカタチへ

日本は今や手帳大国と言えますが、その歴史はどのようにして始まったのでしょうか?

日本人で初めて手帳を使ったのは、福沢諭吉のようです。1862(文久2)年、文久遣欧使節団の一行に加わった福沢諭吉が、パリで購入して持ち帰った「西航手帳」が、日本の手帳の起源となっています。そして1879(明治12)年に大蔵省印刷局が発行した「懐中日記」は現在の手帳の形にかなり近いものだったようです。1年後の1880(明治13)年には、民間企業初の手帳が登場。この手帳は、企業が年末年始に社員などに配る「年玉(ねんぎょく)手帳」の先駆けとなりました。戦後はこの「年玉手帳」がさらに進化してビジネス手帳となり、手帳の存在は世の中に広く浸透していったのです。さらにバブル期には、「システム手帳」と呼ばれる、ページをカスタマイズできる手帳が大流行しました。また、ここ20年ほど前からは、著明な起業家や有名コピーライターが手掛けた手帳なども人気を博しています。これほどまで手帳の市場が成熟している国は、世界でも類を見ないようです。

手帳は自分の歴史を刻み込むものですが、手帳の進化そのものが、近代日本の歩みと深く関わっているといえます。手帳の在り方や活用方法について、改めてこの時期に考えてみてはいかがでしょうか。


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