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見やすく、わかりやすく!「カラーユニバーサルデザイン」


「カラーユニバーサルデザイン」という言葉をご存知でしょうか?「ユニバーサルデザイン」は知っているものの、「カラーユニバーサルデザイン」は、あまり聞いたことがないという方も多いことでしょう。さて、この「カラーユニバーサルデザイン」とは一体どんなものなのでしょうか。

※年齢、性別、障害や能力の差、また国や文化、言語の差を問わず、誰もがわかりやすく、使いやすいものを作るためのデザイン。

みえにくい配色(イラスト)◆なるべく全ての人に情報が正確に伝わるよう、色の使い方に配慮

色に対する感じ方(色覚)は、味覚や嗅覚などと同じように人それぞれに違いがあるのです。そのため見やすく、わかりやすいといった観点から、パンフレットや冊子、街中の案内図などには、さまざまな色を使った表示がされています。ところが、色の使い方でちょっとした配慮が足りないために、情報が正確に伝わらないことがあるのです。見やすく、わかりやすくするために使われた色により、かえって見分けにくくなることがあり、色による情報を正確に受け取れず支障をきたす場合もあります。特に医療や教育の分野、交通の場面において、情報の送り手の意思が伝わらずに、異なる受け取り方をされると困難な状況が生じます。

そこで、なるべく全ての人に情報が正確に伝わるように、利用者の視点に立って色の使い方などに配慮する「カラーユニバーサルデザイン」が推進されています。この取り組みでは、2色以上の色を使う際や、写真などの上に文字を載せる時など、できるだけ多くの人が見分けられる色を使います。さらに、形や塗り分けなどを併用することで、「読めない」、「使いづらい」という状況を解消し、できるだけ多くの人に情報が正確に伝わるよう配慮していきます。

なるべくすべての人に伝わるように(イラスト)◆見分けやすい配色を選び、色が見分けにくい場合も工夫を

「カラーユニバーサルデザイン」には二つのポイントがあります。ひとつ目は、できるだけ多くの人が見分けやすい配色を選ぶことです。色の組み合わせで、彩度の低いパステル調の色同士を選ぶと、色の違いが分かりづらくなる場合があります。彩度は「高い」色と「低い」色を組み合わせ、明度は「明るい」色と「暗い」色を組み合わせると見分けやすくなります。色の濃淡や明暗でコントラストをつけることも大事です。背景の色と文字の色に明暗のコントラストをつけると大変見分けやすくなります。また、同色系の場合でも濃淡のコントラストをつけるだけで見分けやすくなるのです。

二つ目は、色を見分けにくい人にも情報が伝わるように工夫することです。 文字や線を太くすることや、形を変えたりマークを併用したりすると、より見やすく、分かりやすくなります。パンフレットのインデックスなどの場合は、表示する位置を変えることで、より情報が伝わりやすくなります。また、地図やグラフなど、塗りつぶす面積が多い場合、斜線やドットなどの模様をつけると、情報がより伝わりやすくなります。

「ユニバーサルデザイン」という言葉が先行されてきましたが、「カラーユニバーサルデザイン」も、超高齢社会や社会の多様化を見据えた、これからの世の中でさらに浸透していくでしょう。皆さんが日頃から目にしているさまざまなものにも、きっと「カラーユニバーサルデザイン」が活かされているはずです。


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