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国内外の大手企業でも導入!「リスキリング」について


現在、ビジネスシーンでは「リスキリング」が注目されています。「学び直し」と解釈されることも多い、この言葉をご存知の方も多いかと思います。雇用形態や労働状況が以前とは変化する中で、なぜこの「リスキリング」が注目されているかについてお伝えしていきます。

リスキリング(イラスト)◆「リスキリング」とは一体どんなものなのか?

「リスキリング」という言葉は聞いたことはあるけれど、どんなものなのがわからないという方もいらっしゃるでしょう。「リスキリング」とは、「新しい職業に就くために、または、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得すること」と定義されています。近年では特に、「デジタル化と同時に生まれる新たな職業や、仕事の進め方が大幅に変わると予測される職業につくためにスキルを習得すること」を指すことが増えています。

また「リスキリング」を日本語では「学び直し」とすることが多いのですが、単なる「学び直し」と捉えない方がよいようです。超高齢化社会に備えて、今日では広義の意味で「学び」が注目されていますが、「リスキリング」は「これからも職業で価値創出し続けるために、必要なスキルを学ぶ」ことに重点が置かれています。

リカレント教育(イラスト)◆国内外の大手企業でも導入!さらに「リカレント教育」との違いは?

海外においても「リスキリング」に注目が集まり、日本に進出しているアメリカの超大手企業が「リスキリング」の導入をはじめているようです。そして国内の大手企業も「リスキリング」に注目し、導入を進めています。国内外の大手企業の導入事例が増えていることもあり、ビジネスシーンでは「リスキリング」の認知度がいっそう高まっているようです。

また最近では、「リカレント教育」という言葉を耳にする機会も増えています。この「リカレント教育」と「リスキリング」は混同されやすいのですが、実は別モノなのです。「リカレント教育」は「『働く→学ぶ→働く』のサイクルを回し続けること」を指し、新しいことを学ぶために「職を離れる」ことが前提となっています。

一旦、職を離れて学ぶ「リカレント教育」とは違って、「リスキリング」は働きながらの学びになり、スキルを学んだ次の日から実践できるはずです。まさに現代のビジネス社会を生き抜くための最良の武器となるのではないでしょうか。


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