子どもたちの大好きなものを一つのプレートに!その真意とは…?
今日では定番メニューとして全国に広まり、多くのレストランで楽しめる「お子様ランチ」。そのルーツは、1930年に東京の老舗百貨店の食堂で提供された「御子様洋食」にあるようです。このメニューが国内各地に徐々に広まっていくと、戦後には「お子様ランチ」と呼ばれるようになりました。
「御子様洋食」は、とある食器メーカーから持ち込まれた絵柄入りの可愛らしいお皿を百貨店の食堂の主任シェフが気に入り、子ども向けの楽しいメニューを作ろうと考えたことがきっかけで誕生したようです。また子どもたちが大好きなスパゲッティ、コロッケ、ハム、ケチャップライスなどを一つのプレートに盛り合わせたのは、当時、世界恐慌などの暗いニュースが多かった中で「せめて子ども達には明るく夢のある食事を」という願いを込めてのことでした。