情報ものしり帖

秋の美味しさ!
「きのこ」の魅力と効力

秋とはいえ薄着で外に出掛ける人も少なくなかったものの、11月になり、さすがに少し肌寒くなってきたようです。この時期はまさに食欲の秋の真っ最中ですが、中でも「きのこ」の美味しさは格別と言えるでしょう。今回は、この「きのこ」にフォーカスしてその魅力と効力について、お伝えしていきます。

秋にしか食べられないのは、やはりあの食材!

ひと言に「きのこ」と言っても、その種類は本当にさまざまです。「しいたけ」「まいたけ」「しめじ」「エリンギ」「えのきたけ」「きくらげ」「なめこ」「マッシュルーム」「松茸」など、これらはすべてきのこ類ですが、皆さん一度は食べたことがある食材でしょう。その美味しさはもちろんですが、最近特に注目されているのが「きのこ」の栄養素についてです。

「きのこ」には免疫力を高める効果が期待できるビタミンDをはじめ、生活習慣病予防にも効果的な食物繊維が大変豊富に含まれています。さらに、きのこ類の多くは100gあたり10~20㎉と低カロリーのため、ダイエット中の方にもおすすめの食材です。

栄養面に優れた「きのこ」は、人工でも栽培されているため1年を通じて食べられますが、天然ものの旬は9月~11月頃が多いと聞きます。やはり天然ものとなると、美味しさがひと味もふた味も違うため、秋になると皆さんこぞってきのこ料理を楽しんでいるようです。ちなみに「松茸」だけは人工栽培が難しいため、秋にしか食することができない味覚と言えます。

「食わず嫌い」を克服する方法とは…?

和食や洋食、中華などジャンルを問わずさまざまな料理にぴったり合うのが、「きのこ」の魅力といえるでしょう。ところが皆さんの中でも「きのこ」が苦手という方が少なからずいるはずです。その独特の香りと食感で苦手意識を持ってしまい、いわゆる「食わず嫌い」になってしまう場合も多いと聞きます。そんな方たちでも優れた栄養面から「なるべく食べてみよう!」と考えているならば、「きのこ」を小さく切って、汁物や煮物、炒め物、炊き込みご飯などに入れてみると良いでしょう。「きのこ」が苦手な食材と思っていても、少しずつ食べ慣れることで、きっとある日、「美味しい!」と感じることになるでしょう。

秋のこの時期は、外食においても「きのこ」が旬の食材として取り上げられるため、食べる機会も多いはず。ところが秋以外の季節になると意識的に食べようとしないと「きのこ」を食べる機会は減ってしまうことでしょう。美味しい秋の季節はもちろんですが、栄養面でも優れた「きのこ」をぜひ、一年を通して食べるように心掛けてみてはいかがでしょうか。